街づくり事業
すべての人に居場所と舞台をつくることを目指し、情報・体験・資源を編集して(例:イベントや情報発信)、施設やコミュニティをつくる事業。
オフィスのユニバーサルデザイン推進
公共空間・商業施設に比べると、オフィスのユニバーサルデザインは遅れています。実際には、障害者の法定雇用率は継続的に引き上げられていますが、条例の規制対象外のためか整備が進まず、ギャップが生じているのが実態です。
D&I(ダイバーシティ&インクルージョン)の深化を目指す企業からの要望に対して、筑波技術大学と連携し、障害者と一緒にオフィス環境を調査するツアープログラムを実施します。
子育て支援施設の事業開発支援
子育て支援事業は、急速な少子化問題や核家族化による「孤育て」が深刻化したことで、既存の行政サービスだけを頼っていられない段階に達しました。ただし、本事業の社会的価値は誰もが認めるものの、経済的価値を発揮して収益化を実現するまでには課題があります。
現在、都心と郊外の子育て支援施設に対して、コンセプト開発~サービス設計~収益戦略を通じた事業価値創出を支援中です。
共創型コミュニティの形成支援
ビジネス都市では、同じ街に居ながらも、隣の企業の課題や強みを知らないことが大半です。しかし、その匿名性は、共創を求める企業や人には壁となります。その際、イベントは打開策として有効です。“1日限り”という非日常性が、会場にてセレンディピティな出会いをつくり、域内ワーカー同士のコミュニティを形成するキッカケを提供します。
コミュニティづくりを目指す不動産ディベロッパーと共に、ビジネスイベントを継続的に開催してきた実践知を活かして、都市内交流の促進剤としてのイベントを企画します。
都市ブランディング
あらゆる都市・まちは、観光客・居住民・企業から選ばれる存在にあり、選ばれなければ衰退・過疎化が進みます。都市間競争で勝ち抜くためには差別化が必要となり、「スタートアップ都市」「子育てしやすい街」「カルチャー特区」といった都市ブランドを確立・発信することが求められています。
3つのDMO(観光地域づくり法人)の伴走支援で培ったMICE知見を活かし、都市ブランドの戦略策定~情報発信を支援します。
地域商社事業
特定地域に拠点を置き、都心や海外への出口戦略を念頭に、地域資源を高付加価値商品(例:ツーリズム、食ブランド)として開発・販売する事業。
幻の銘茶「政所茶」(滋賀県東近江市)
「宇治は茶所、茶は政所」と謡われた伝統的な茶産地・政所。かつて、石田三成が豊臣秀吉に淹れたとされる「三献茶」は、「政所茶」だったといい、風味に富んだ政所茶は秀吉のお気に入りになったという昔話もあります。産地全体で無農薬・無化学肥料を600年間紡いできましたが、近年は生産者は減少し、産地存続の危機にあります。
現在、廃棄された茶葉からのアップサイクル品などを準備中です。
引退競争馬支援(茨城県美浦村)
引退後は殺処分されることも多い競走馬。ですが、馬と人には5,000年の時間を共にしてきた深い関係性があり、実際に今、セラピーやコーチングのパートナーとして活躍しています。このように、速く走ること以外の価値を引き出し、セカンドキャリアを築くことが、社会全体のウェルビーイングを考える上で欠かせません。
そのため、ホースセラピーや馬耕といった体験コンテンツの高付加価値化や、馬糞活用の調査研究に取り組んでいます。